3月31日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第10号] を刊行しました。

[テーマ] 科学・技術と芸術・文化の協奏的創造
[講師]  相澤益男 (東京工業大学学長)
[研究会開催日] 2006年9月17日

研究会開催時の様子はこちら

10r1

【目次】
Ⅰ 食中座談
Ⅱ 講演と討論
2.1 陶芸を陶業へ:ワグネルの拓いた東京工業大学の原点を省みる
– 「職工学校をつくるべし」
– 玻璃工学科の誕生とその意義
– 世界で初めて工学部を大学につくったのは日本
2.2 工芸の技術化にあたっての科学導入のかたち
– 陶芸とセラミックスの境目
– これから大学に求められる新しい方向は統合
2.3 科学・技術と芸術・文化の協奏的創造活動
– 文化を創造する
– 文化技術
– 5000色の陶板が管理できる
– 文化に価値を置かない人間社会は壊れる
– 貢献工学をめぐって
– パブリックアート考
– 平山郁夫画伯の神業に驚く
2.4 科学・技術と芸術・文化の循環で形成される知識社会:その問題点と課題
– 真実と嘘が同じレベルで情報として流れる現代社会
– 多様性・豊かさだけでなく単純さ・素朴さを:心の様々な働きの導入のために
– 新しい経済的価値について:日本で見過ごされている交換不可能性の価値
– 日本から「ルイ・ヴィトン」が何故出ない