10月30日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第13号] を刊行しました。

[テーマ] 文と理の協奏の基本的問題
[講師]  谷川多佳子 (筑波大学大学院人文社会科学研究科教授:哲学)
[研究会開催日] 2008年3月9日

研究会開催時の様子はこちら

13r1

【目次】
Ⅰ 食中座談
Ⅱ 講演ならびに討論
2.1 はじめに
2.2 デカルトの学問観から考える
– 自然科学と人文科学
– 理工と人文の関係を考える
– デカルトは人文学を否定した
2.3 パスカル、デカルト、ベーコン、ライプニッツ
– パスカルの激しいデカルト批判
– ベーコンは工学的、デカルトは理学部的?
– ベーコンもライプニッツも人文学を否定しなかった
2.4 デカルト主義の教育への浸透を批判したヴィーコ
2.5 教養教育について
– リベラルアーツとは
– 理系と文系という図式的な分け方の問題
– モリヌークス問題
2.6 文明と文化の視点から
– 西洋とイスラムの文化との結びつき
– 心の問題について
– デカルトは神を認めたのか
– デカルトが情念論で説いたこと
2.7 補筆:パスカルの真空実験