10月29日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第15号] を刊行しました。
[テーマ] 人の思考、行動、本能の脳内メカニズムを解き明かす
[講師] 林成之 (日本大学大学院総合科学研究科教授)
[研究会開催日] 2009年3月15日
【目次】
Ⅰ 食中座談
Ⅱ 講演ならびに討論
2.1 はじめに
2.2 脳内での情報はどのように伝搬するか
– 脳は統一・一貫性を基盤に理解し判断している
– 間違いを犯す脳の仕組み
– ゴールする前で「勝った」と思ったら勝てない
2.3 勝負脳の法則
– 「最後まで一気に駆け上がれ」
2.4 人間の考えを生み出すダイナミック・センターコアの発見
– 脳は興味を持ち、好きになるところから考える神経回路を作って行く
2.5 人間の本能は二層構造になっている
2.6 貢献心の生れる仕組み
– 貢献心、成功思考そして勝ちを生み出す勝負脳は報酬神経群から生まれる
2.7 ニューロサイエンスを北京オリンピック競泳チームに活用
– イメージトレーニングだけでは世界の頂点に立てない
– 達人の運動能力が生まれる脳の仕組み
– 第10野と空間認知機能
2.8 超人的な運動能力を発揮する脳と体の関係
– 運動のライフライン
– 日本選手が陸上短中距離とスキークロスに勝てない理由
– Θリズムとシンコペーション
2.9 男の脳と女の脳再び
2.10 討論追補
– 人間の質的な向上は脳科学的にどう考えられるのか
– 貢献心レベルの本能と細胞レベルの本能
– 貢献心の原点は母親との関係にある
– 人生の賢い生き方について