3月31日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第22号] を刊行しました。
[テーマ] イスラームの宗教観・人間観から現在の問題を語る
[講師] 塩尻和子 (筑波大学名誉教授、東京国際大学国際交流研究所所長)
[研究会開催日] 2011年6月19日
【目次】
1 はじめに
─ イスラームへのいろいろな誤解
2 現在のイスラーム
─ イスラーム信者の数は増えつつある
─ イスラームとキリスト教信者の比は逆転するかも
3 クルアーンの倫理思想について
─ アブドウル・ジャバールの倫理思想
─ ユダヤ教、キリスト教とイスラームの関係
4 ムハンマドの立てた信仰とその展開
5 一神教と多神教からイスラムを考える
─ クルアーン朗読で人間を神に近づける
─ 一神教と多神教は重なっている
─ イスラームは聖俗の区別がない
─ イスラームには出家はない
─ 今度の中東の社会変動をどう見るか
6 日本のイスラームとの接点
7 イスラームとキリスト教の同異
─どちらにも矛盾はある
─ヤハウエとアッラーは同じ神
─市場経済とイスラームは認め合えるのか
─イスラーム世界の税金、利子の考え方
8 脳科学から見たイスラームとキリスト教の同異
9 現在のイスラーム問題発生の原因はどこに
─三男坊の時代になってしまったイスラーム世界
─パレスチナ問題の本質はどこに