3月31日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第23号] を刊行しました。

[テーマ] 現代精神論の課題
[講師]  加藤尚武 (ホモコントリビューエンス研究所所長、京都大学名誉教授)
[研究会開催日] 2012年4月22日

研究会開催時の様子はこちら

23r1

【目次】
1 はじめに
2 カントが違いを意識したヒュームの考え方
─ ヒュームの考えた人間の心のはたらき
─ カントが言いたかったこと
3 20世紀における論理的原子論の展開
─ アリストテレスの感覚についての考え方「感覚はあやまたない」
4 カントの自発性と受容性
─ 人間の行いについてのルターとカントの考え
─ カントの考えは二世界論
5 哲学がいま問題とする課題のいくつか
─ 性格の徳
─ 自発性
─ 社会脳
─ 質疑・討論
6 東洋哲学からこれまでの西洋哲学での問題の位置づけると
─ 哲学でいう精神とは
7 脳医学から考えられる精神の働き
8 因果律
9 社会、個人、脳
10 インターネット・携帯社会への脳医学からの懸念
11 精神と脳機能の関連
─ 骨相学
─ 同期発火説
─ 感覚と認識