4月30日、ホモコントリビューエンス研究報告書[第24号] を刊行しました。

[テーマ] 社会脳とホモコントリビューエンス
[講師] 苧阪直行 (京都大学名誉教授)
[研究会開催日] 2012年11月18日

研究会開催時の様子はこちら

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【目次】
1 . はじめに
─ われ思うゆえに社会あり
2 . 生物脳から社会脳へ
─ 文学部で脳研究に取り組む
─ 社会脳へのコペルニクス的転回
─ 自己と他者・共感・利他行為
3 . 自己と他者の認識
─ 他者の心を理解すること
─ ワーキングメモリと未来の予測
─ 自己の心を理解すること
4 . 心の指向性と共感
─ 人間の心の志向的なあり方
─ 他者への共感と笑い
─ 文系の畑を理系のクワで耕す
─ ネットワークとしての社会脳
5 . 道徳と良心
─ ホモコントリビューエンスに向けて
─ 認知的制御ということ
─ インセンティブについて
6 . 脳科学との関係
─ 脳活動の計測方法
─ ミラーニューロン
─ 自閉症など発達障害との関係
7 . 社会脳研究がめざすもの
─ 基本的機能としての社会脳
─ 社会性の拡張への支援
─ 高齢化社会のなかで
8 . 社会脳における多様性
─ 社会脳の進化と多様性
─ 文化環境に対する進化
─ 地球のキャパシティという制約
9 . おわりに
─ 自罰性と他罰性の関係
─ 高次の心の理論への展開
─ 知の冒険へ